会社役員の仕事として、会社の運営、お客様、従業員、地域、生活、お金のことに直接影響する結果を出すことが重要だと考えています。
会社がマイナスになったり、倒産になるなんてことは、絶対にあってはいけません。
お金を稼ぐことは仕事を成功させる絶対条件なのです。
目次
結論はシンプル
私の場合、会社役員の仕事はただ一つ。
利益を出し、会社運営を健全に継続させること。
結論これしかありません。
ただ一つの目標のために仕組みを考え、仕組みを作り、結果を出します。
だからこそ、厳しい選択を迫られることもあったり、時には無慈悲な決断をすることも珍しくありません。
そうなってしまう理由はシンプル。
会社側と従業員の目的が違うところにあります。
会社の利益を出すことを優先させるのが会社の目的。
従業員の給料を上げることを優先させるのが従業員。
しかし、目的が違う両者でも目的を達成するために同じ一つの道を歩かなければなりません。
何のために働くのか・・
違う目的を持つ従業員と会社の運営者側。
どちらも目的は違えど、結局はどれだけお金を稼げるかがとても大事です。
お金を稼ぐという目的。
従業員目線でいえば、大事なのは自分の給料が増えること。
運営者側目線だと、会社の利益を増やすこと。
この差がとても大きい。
決して従業員を悪く言っているわけではありません。
私も同じ立場なら同じ考えを持ちます。
自分の生活のために働いているのですから。
コロナが始まってから、会社の経営状況は厳しいものがありました。
正直、仕事がなくなって体力が持たないかもと思うことも。
その時期には、従業員側の反応として、「もしかして切られるかも」という不安は感じた方もいたようです。
その時の一部の従業員から、いろいろと陰口を言われていたそうです。
特にベテラン従業員の中には、こちらを直接的にバカにする発言をする方もいました。
こういうことがあったことによって、こちらの従業員を守らなきゃという気持ちと従業員側の会社を守るという気持ちに温度差を感じる日々でした。
誰のために働くのか。
頭をからっぽにして考えてみました。
「私は私の家族を守るために必ず仕事を成功させて、もっと稼ぎたい。」
シンプルにこの一択です。
そのために会社が潰れては本末転倒です。
私の結論は、「会社を成功させて、稼ぐことができる会社にすること」です。
そのために、協力しない従業員に対しては会社を辞めてもらうこともあるし、長く働いた人だからと好き勝手言わせません。
結局、お金を稼げば、給料を上げることもできるし、全員の目的は達成できるのですから、そこに向かって必要な行動をするだけです。
稼ぐこととは
個人で稼ぐことと会社で稼ぐことは全然違う。
個人事業主ではありませんから、会社には従業員が何名もいます。
この従業員一人一人が好き勝手に働いても、一人分ずつの成果にしかなりません。
私が役員になる前の会社の姿でした。
従業員をうまくコントロールし、一人に対して、一人分以上の成果を出すことができれば、全体の成果を何倍にも膨らませることができるのではと考えました。
そのためにできることはなにか。
いろいろな業種の働き方、経営者・実業家の考えたなど、自分なりに必要だと思うことを勉強しまくりました。
私の答えとして、どの分野であれ、成功している人、会社には「仕組み」が存在します。
仕組みとは、自然に形成されるものではなく、設定した目的のため計算され尽くして仕組まれたものになります。
「仕組み」により、人、物、お金、情報のすべてがコントロールされているのが現実です。
勉強すればするほど、自分の会社が圧倒的に努力が足りないことに気づきます。
できることはいくらでもあり、可能性も膨らみます。
特に面白いのは「お金」に関すること。
稼げる人のお金に関する考えと稼げない人の考えと感覚は、見事に正反対。
簡単なようで難しく、難しいようでとてもシンプル。
仕組みが理解できないとその考えと感覚を身に着けることができません。
つまり、永遠と稼げる人間にはなれません。
稼げない経営者、運営者では稼げる組織と仕組みは作れないのです。
お金の稼ぎ方
会社でお金を稼ぐこと。
それは商売を上手に行うことです。
仕入れ、作業の工程、売り方。
今までの働き方はここを重要視していました。
しかし、関係する市場や人の思考・行動、お金の動きや流れをポイントにあてると、少し見方が変わります。
安く買い、高く売る。これが基本。
高く買い、更に高く売る。
安く大量に買い、安く大量に売る。
安く買い、大量に高く売る。
売り方は案外自由だし、売値も売る側が決めることができます。
大事なことは、売り先のお客さんが多く存在していること。
買い手の思考や行動により、売れる商品の条件が変わるため、少数相手では売り方に幅が効かせられません。
つまりは、お客さんのシェアを取ることが重要。
認知されていなくても、買い手となるお客さんが多数いるところで商売ができると勝てる可能性も必然と上がっていきます。
売り先が増えることで、売り方にバリエーションを持たせることができます。
商品によって、値段によって、季節によって。
戦い方のバリエーションが増えるということが勝てる可能性を格段に上げます。
勝てる勝負だけをできるわけではなく、勝てない勝負を「捨てる」ということができることが非常に大事。
商売ごとには競争相手が必ず存在します。
そことのシェアの取り合いです。
勝てない勝負にこだわる商売をいつまで続けても勝てません。
勝てる可能性が高い勝負に切り替える柔軟性は必須。
ポイントは「自分を知ること」
やはり資金力がないと戦い方にも制限があります。
いくら柔軟性があったとしても何でもできるわけではありません。
大切なこと
細かくあげれば、戦い方も稼ぎ方も千差万別。
だからこそ、勝ち負けもはっきりとついてしまいます。
資金力があること。
市場を理解すること。
自社と自分、会社のメンバーを理解すること。
お客さんではなく、自分たちを信じること。
ここには重要ポイントとしてお客さんを入れていません。
商売ごとにおいて、お客さんに左右されることはプラスにはならないと思っています。
大事な意見であることには間違いありませんが。
必ずしも自分がお客さんの期待に全て答えなければいけないということはありません。
お客さんから見た価値観は必ずしも一致するとは限りませんから。
そこで左右されるよりも自分を信じて、自分たちを信用して、自信をもって商売をするほうがお客さんは受け入れてくれます。
案外、そんなもんです。
日本は終わっているなんて言う方もいますが、世界で戦えるポテンシャルは必ずあると信じています。
戦い方を知れば、学びを止めなければ、自信を持つことができれば、大いに成功できる可能性はあると信じています。
私は、ここまで書いた文章をまとめて次のようなことを目標として掲げています。
「自分と家族とそこに関わる人を少しでも幸せにする!」
これが自分が商売で勝つための唯一の目標です。