幼稚園に通う娘の話です。
幼稚園に通う娘は、幼稚園に行くのをとっても嫌がります。
困りました。
嫌がって本気で泣くんです。
寂しさではありません。
どうやら、娘をいじめる子が複数人いるようなんです。
目次
娘は幼稚園の子からいじめを受けていると教えてくれます。
AくんとBちゃんにいじめられるの。
悲しそうな表情です。
この年でここまで思いつめられるかとさすがに心配になったので、この状況が続きそうなら幼稚園まで話をしようと考えていました。
叩いたり、おもちゃを取り上げられたり、道をふさがれたり。
先生は気づかないのか聞くと、気づいていないと答えます。
どうやら、先生的には子どもたちの戯れ程度にしか見えていないようなんです。
朝の送り迎えは、基本的に妻がしてくれています。
この件について先生に話をしたそうです。
先生は、申し訳ありませんと言いながら、注意してくれて見てくれると約束してくれました。
しかし、人数が少なくないため、なかなか現行犯で捕まえることができないようで、娘の不満は一切解決しません。
そもそも、なぜいじめられるようになったのか?
娘に聞いてみました。
すると、
「Aくんは、私のことが大好きなの。だから、いろいろとかまってくるの。」
「Aくんきらい。きもいし。」
娘が可哀そうな気持ちがあるものの、理由が可愛すぎて困ってしまいます。
何か良い方法がないものか・・・。
今日もイヤイヤ幼稚園に向かいます。
泣きながら、バスに乗り、出発。
帰ってきたら、少しでも笑顔になるようにと、娘の大好きなおやつを用意しました。
娘が帰ってくると、いつもと様子が違います。
にこにこでウキウキしてるんです。
「良いことでもあった?」
と聞いてみると、
「今日ね、男の子からお手紙もらったの。やさしい子なの。」
久しぶりに楽しそうに帰ってきた娘を見れて、とても安心しました。
その男の子は、1人で遊ぶ娘のところに来て、声をかけてくれたようです。
かなり前から、娘に好意を持っていたようで、娘も意地悪をしない子と久々に遊ぶことができて、楽しい時間を過ごすことができました。
幼稚園で楽しみができた娘は、その男の子と遊ぶことが楽しみになったようです。
お手紙をくれた男の子に手紙を返したいようで、家で一生懸命準備をしていました。
字を書いたり、シールを貼ったり、なかなか気合が入っているみたい。
次の日、お手紙を男の子に渡しました。
とても喜んでくれたようで、娘も大喜びです。
その男の子のおかげで、娘は幼稚園に行くことを苦痛と感じなくなってきたようです。
妻も私もその子に感謝です。
本当に助かりました。
先生でさえ、どうにもできなかった問題が解決に向かってくれているので、とりあえずは一安心です。
幼稚園に行くことが楽しくなってきた娘。
男の子からの手紙をきっかけに、他の子とも手紙のやりとりをするようになりました。
「毎日のように、明日は〇〇ちゃんに手紙を上げるの。」
楽しみで仕方がないようです。
手紙のやりとりをしている様子が羨ましいようで、新しいお友達からの手紙が後を絶ちません。
手紙をきっかけにできたお友達ですが、親にとっても思わぬ影響があります。
コロナをきっかけに通園での親同士の会話や接触もなるべく控えるようにというルールができたことで、親同士での繋がりがほとんどありません。
幼稚園に集まることもほとんど無いため、妻からも
「顔をしらない親もいるし、顔がわかならないから、どの子どもが誰の親かがわからない。」
との不満をよく耳にします。
みんな、マスクを着けていますし、マスクを外す機会がないですからね。
娘には、お姉ちゃんがおり、同じ幼稚園に通っていました。
そのため、妻は後輩の親御さんからは顔を覚えられていたようで、相手からよく声をかけられるそうなんですが、マスクを外さないため、なかなか顔を覚えられないそうです。
娘が手紙をやりとりするようになると、手紙をやりとりした子のお母さんから、手紙ありがとうございます。と声をかけてもらえるため、相手の子と親の名前と顔が一致するようになり、今時期になり、ようやく全体を把握できるようになりました。
そんなある日、娘が少し怒り気味で帰ってきました。
どうしたの?
と、聞いてみると。
始めに手紙をくれた男の子が毎日のように手紙をちょうだいと言ってくるそうです。
「最近、男の子がしつこいんだよね。お手紙あげたくない。
わたしだって、忙しいのに。」
娘はしつこい男の子が特に嫌なそうです。
まさか、こんな展開になるとは思っていませんでした。
ちなみに娘は、違う男の子に夢中です。
理由をきくと
「だって、やさしいし、うるさくないんだもん。」
子どもの世界も大人の世界も似ているなぁと思わされました。
皆様も子どもを甘くみてはいけません。
父親なので、娘には嫌われたくないなぁ😅