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私の勤める会社は、「食品」を扱う工場になります。
そちらの工場で「工場長」の役職についています。
会社自体小さいため、工場と本社が一つの形態です。
工場長歴は5年以上。。
工場長としてもベテランの域になってきたかなと自負しています。
工場長を長年務めていますが、悩みがなかったことがありません。
人。業務。設備。システム。。。
毎日、毎月、毎年と何かには悩んでいます。
特にきついのが人間関係。。
毎年、新入社員が入るわけではありませんが、パート・アルバイトの割合も多いため、人の出入りがなかなかに多いのです。
その度に教育と指導を行いますが、これがまた一苦労。
覚えが良い人、悪い人。
態度が良い人、悪い人。
返事だけ良い人、悪い人。
似たような立場の方なら、経験あるかな。
私が個人的に使えるかどうかを判断するのは、「稼ぐ気があるか」ということ。
覚えが悪くても、態度が悪くても、返事だけ良いタイプでも、経験値を積めば仕事はできるようになります。
稼ぐ気が無い人は、条件や都合が悪くなるとすぐに辞めたり、態度が急変。
基本的には、100点満点を目指していないし、そこまで期待もしていないので、最低限の基準を超えるように育てます。
上司の立場になると、どうしても働き手の良い悪いを判断してしまいます。
成果を求められるポジションであるため、お客様に迷惑がかかることだけは避けねばなりません。
そのためには、能力に関係なく、成果を上げられる人間が絶対的に必要です。
新人で取ったとしても、なかなか即戦力になるレベルの方は見つかりません。
食品を扱う工場であるため、賃金も格段に高いはずもなく、求人できる条件内では、育成を前提に人を入れる必要があります。
私は、個人的には人を見る目があるほうだと自負しています。
面接を担当することもありますが、態度・言動・服装・姿勢・一瞬の顔つきなどから、大きく予想を外したことはありません。
その代わり、まわりの評判が良くなくても、入社させたいと思った人材の時は、苦労します。
例えば、金髪で態度が良くない場合、社長などから大反対を受けますが、働かせてみると、仕事の動きはいいし、コミュ力の高さが半端ではないため、チーム力も上がります。
2年も働けば、社長も納得の成果を出せるようになるため、そういうところを理解してもらい、人事を任されるようになってきました。
工場長になってから、5年以上になりますが、時代はものすごいスピードで変わります。
コロナの影響があることももちろんですが、コロナ前から時代が変わり続けていたことは、世の中に敏感な方なら理解していると思います。
目に見えるほどに時代が変わり始めたのは、東日本大震災があった2010年あたりでしょうか。
そこを堺に、特にも若い方の変化が大きかったと感じます。
①「情報」を知ること。
②「情報」を共有すること。
③理想と現実が異なるという事実
震災を経験した方、感化された方は特に考えたのではないでしょうか。
私も震災を経験した側なので、いろいろと考えさせられたことは多かったです。
テレビなどのメディアで流れる情報にはない「リアルな情報」は、若い方の考え方を変えるには十分な材料だったと思います。
残酷な現実や、人間のいやらしさ、心の狭さなど、メディアで報道されるようなドラマチックな出来事は、ほんの一部でしかありません。
世界のニュースでは、過酷な状況でも規律を守る優秀な日本人かのような報道をされていましたが、捕まらないだけで、多くの犯罪があったそうです。
時代が変わることは、若い方の考え・感情・行動に変化が起こることとイコールだと個人的には考えます。
流行りを生み、流行りを作り、流行りを広める力は、若いことの強みです。
時代は、若い方々が作ります。
ベテランの世代から、若い世代が否定されることはよく、目にする光景ですが、若い世代の考えや常識を受け入れる人、企業のほうが、時代の流れ、経済の動向に関係なく、成果を上げ続けているように思えます。
若い世代に活力がある国は、大小関係なく、国力や経済を成長させています。
日本のように若い世代を押さえつけるような国は、明らかに減退しています。
今日のブログは、少し熱が入ってしまいた。
話が必要以上に大きくなってしまった。。
私は、会社の中では、いろいろと結果を残しています。
自称ではありません。
ベテラン世代と若い世代に挟まれた私は、常にバランスを考えなければいけません。
業務内容ももちろんですが、業務を行う時間や休憩時間のタイミングなど、全員の意見を聞くと細かいところまで意見が一致しません。
会社が小さいこともあり、業務の進行などは、責任者任せになっているため、責任者の仕事っぷりで成果が全然変わります。
私が結果を出せた背景として、若い方の意見を特に参考にしたことが挙げられます。
私の時代は、ぎりぎり根性論で仕事が進められていたこともあって、自分の感覚と若い世代の働き方で食い違いが多いことに気づくことができました。
根性論で仕事をこなす経験があったため、ベテラン世代の考えは、もともと理解していました。
しかし、若い世代の考えが理解できなかった当初は、辞められる頻度や業務のペースが遅くなるなど、悩みが絶えませんでした。
会社内でもなかなか助けてもらえなかったため、管理職として成果を出すため、マネジメントや経営について、自分で勉強しました。
ネット時代は、本当にありがたいですね。
本を読むだけでは、成長にはかなり時間がかかったと思いますが、インターネットが成長スピードを極端に上げてくれたことは間違いありません。
経営を学んだおかげで、社長が求める成果をより明確に出せるようになったため、社長からの信頼をもらうことができ、より大きい成果を出せるようになりました。
たぶん、会社としては手放しにくい存在になれてきたのではないでしょうか。
しかし、時代の変化は加速を続けているため、小さい会社とはいえ、国内だけではなく、世界レベルで、物事を考えなければいけなくなりました。
そうなると、英語や中国語、フランス語など語学もやらなければいけないかもしれません。
若い頃よりも賢くなりたいと強く思います。
もっと勉強しておけばよかったななんて時代とも違います。
昔、勉強できる人間だったとしても、これからの時代を勝ち抜くには、「情報」を正しく理解し、活用できるようにならなければいけません。
私のたたかいは、まだまだ続きます。。